医師のためのクリニック勉強会
――てんかんおよび関連する精神・神経疾患の脳と心を勉強する会――
平成14年10月1日にむさしの国分寺クリニックを開いた。そして間もなく院内で月1回、勉強会を開くこととなった。4人のスタッフ医師が交互に興味ある症例やてんかんにかかわるトピックをテーマに開いていたが、そのうち昔我々が勤務していた国立精神・神経医療研究センターの若手医師も参加するようになった。また私が都立府中病院精神科(現在の多摩総合医療センター)で脳波セミナーを開いている関係上、そこからの若手医師の参加もあり人が増えた。そして院内には入りきれなくなったので、労政会館の会議室を使わせてもらうようになった。
患者は生きた教科書であり、丹念に患者の声に耳を傾け、理解することによって学ぶことが多い。そして診断に困った症例、対応困難な症例、珍しい症例などを持ち寄り、互いに討論し疾患の理解を深める。また特別講演として各界の専門家から最先端の知識を聴く。そして懇親会で意見を深める。これが勉強会の趣旨である。
労政会館を使用させてもらうようになった2005年からの記録を以下に記す。 (敬称略)
大沼悌一